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2015-05-05
こんばんは。
5月4日の誕生日を迎えた翌日の5月5日。
18歳になった私は風俗嬢となりました。丁度20年前です。
人生の半分以上を風俗嬢として生きてきました。こんなに長くやるつもりは全くなくて、二十代前半で風俗から卒業する気持ちではいたけど、ままならない現実ってあるよね。いつまでも卒業できず20年という月日が流れてしまいました。
我ながら長いって、長過ぎるよって言いたくなります。どこで辞めるの?って問い掛けたくなります。でも諦めなければならない現実があるなら素直に受け入れるしかないし、いつまでも抗っていたって疲れるだけだし、気が付いたら風俗の仕事が嫌いじゃなくなっていたんだから、それならやれるところまで風俗嬢でいてやろうと思っています。
女で良かったと思うのは、女にしか出来ない風俗嬢になれたこと。もしなれなかったら、男だったら18歳の私は何をしてお金を稼いでいたかな?母や兄弟をどうやって養っていたかな?考えただけでも恐ろしいです。自分が女として女を最大限に使って生きてこれたのは、ある意味ラッキーでした。
そして、20年が経った今も商品として生きていられるのも時代の変化と、運の良さ、この両方が揃っていたからこそ。私という物体のみだったら、とっくに食いっぱぐれていたかも。
今でこそ大好きな職業となったけど、ハッキリ言って風俗嬢なんてやるものじゃないです。得るのはお金だけで失ってばかりです。物は手に入っても、人の心は距離が生まれて遠くなるばかりで、本当の愛も想いも温もりも心も手には入りません。罪悪感と差別と軽蔑と侮蔑に後悔、これ等に苛まされて自分を卑下するばかり。
愛の無い交わりの意味を見付けたくたって、商品である自分にそんなのを問うのは無駄なだけで、黙って服を脱いで求めるままに応じる。それが仕事なんだもの。自尊心をぶっ壊されたって、自分で選んだ仕事なんだから、貰うお金の分だけお勤めを全うするしかない。だから、体の疲労に合わせて心が疲れてしまっても、自分で気付いて自分でケアしていくしかない。誰も労ってくれないし、誰も助けてくれたりはしないんだから。
けど、それでも風俗嬢になったのなら前向きにいきたいじゃない。後ろを向くなんてそれこそ無駄な作業。風俗嬢を始めた時点で時間も物事も進んでいて、刻々と人も自分も世界も変化していくんだから。前にこのブログでも書いたけど、腹さえ括れば嫌な事だって徐々に良い部分がみつかる。100%丸々全部が悪い事って案外ないみたいです。
どんなに欲しがっても失った物は二度と手に入らないし、これからも差別と軽蔑されるだろうし、本当の愛だって知らないまま、得られないままだと思う。でも、無くした物は作ればいいし、人を気にし過ぎても仕方がないし、愛云々についてはどうだろうね。自分次第だろうね。
きっと、これからも泣いたり悔しい思いをいっぱいしても風俗嬢でいます。私次第でこんな生き方も笑いになる。毎日が楽しくなるから。自分次第で幾筋の行き道を作っていけるのなら、後ろ向きでいるより前を向いて楽しいを沢山作っていきます。
今現在がこれだけ楽しいんだもん。きっとこれから先はもっと楽しくなるはず。
今年も風俗嬢をおもいきり楽しみます♪